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実際にお客様の行為によってタクシードライバーが困ることはあるのか?
タクシードライバーは接客業のため、どうしてもお客様の行為によって困ることがあります。
しかし、困る行為に対して対策すれば影響が少なくなるでしょう。
お客様によって臨機応変に対応しましょう。
タクシードライバーが困るお客様の行為
タクシードライバーが困るお客様の行為は以下のとおりです。
- 乗り逃げ・無賃乗車
- お客様同士の口喧嘩
- 泥酔したお客様
- 目的地の変更を繰り返すお客様
- 値段交渉をしてくるお客様
- 食べ物をぼろぼろとこぼすお客様
- 異臭がするお客様
乗り逃げ・無賃乗車
お客様によっては乗り逃げや無賃乗車をする方がいます。
中には思い違いでお財布のお金が足りなかったり、財布を忘れたりして運賃を払えないケースもありますが、悪質な場合も多々あります。
よくある乗り逃げ・無賃乗車の例
- お金が足りないからといって家に取りに行く
- お金を下ろしてくるといってATMにいく
乗り逃げ・無賃乗車の対策
お金を取りにいきたいというお客様に対しては、免許証や保険証等の身分証明書を預かってから車外に出てもらいましょう。
注意点としては、お客様に失礼のないように下から謙虚に伝えることです。
身分証明書がなく、そのまま車外へ出て戻ってこなければ、所属するタクシー会社に連絡しましょう。
もちろん、乗り逃げは立派な犯罪なため、警察への通報も必要です。
乗り逃げ・無賃乗車があった場合にスムーズに対応するためには、所属するタクシー会社のマニュアルを覚えておきましょう。
スムーズな対応をすることで解決する可能性もあります。
お客様同士の口喧嘩
お客様同士の口喧嘩はタクシードライバーにとって非常に迷惑です。
運転に集中しようと思っても口喧嘩が気になり運転できません。
運転に集中できないと事故につながり、お客様を危険な目に合わせてしまいます。
特に迷惑な口喧嘩は、殴り合いに発展しそうなくらいの大声でのものです。
お客様同士の口喧嘩の対処法
お客様同士の口喧嘩の対処法は、そっとしておくことです。
間に入ると口喧嘩がさらに炎上し、火に油を注ぐ状況となってしまいます。
しかしあまりにもひどく手が出そうになっていたら、こっそりと警察を呼びましょう。
泥酔したお客様
泥酔したお客様には以下の3つのパターンがあります。
- 吐く
- 起きない
- 酔っ払って八つ当たり
吐く
車内で吐くお客様はタクシードライバーにとって非常に迷惑です。
お客様が吐いてしまいそうな場合、エチケット袋をさっと渡しましょう。
下記のような声かけも大事になってきます。
- 「気分が悪かったら言ってくださいね」
- 「窓を開けても構いませんよ」
- 「停めて欲しい時は言ってくださいね」
声かけすることで最悪な事態を避けられる場合があります。
仮に嘔吐されて車内が汚れてしまったら、会社へ戻って掃除しましょう。
その日は心が折れてしまう可能性がありますが、次の日から頑張りましょう。
起きない

泥酔して起きないお客様に対しては以下のことを試しましょう。
- 大声で起こしてみる
- 夏なら暖房、冬なら冷房をガンガンに入れる
- スマートフォンで爆音を鳴らす
上記のことをすべて試しても起きない場合は、最寄りの交番・警察署に駆け込んで警察官の立ち会いのもとでお客様を起こしましょう。
酔っ払って八つ当たり
中には酔っ払って八つ当たりしてくるお客様もいます。
暴言を吐くお客様への対処法は、上手く相槌をうち、相手の暴言が収まるのを待つことです。
お客様から暴力を振るわれた場合は警察署に行きましょう。
お客様に逃げられた場合でもドライブレコーダーに証拠が残っているので安心です。
暴力に発展しないようにお客様を落ち着かせることも大事になってきます。
目的地の変更を繰り返すお客様
お客様の中には頻繁に目的地を変更してくる方もいます。
1回ならよいですが、目的地につく直前に何回も変更されては困ります。
目的地の変更を繰り返すお客様への対処法
お客様に対して、変更した経路についても料金が加算されることを説明しましょう。
事前に説明すれば、何度も変更することがなくお客様を目的地まで届けられます。
また、目的地を聞いた際にナビでお客様と一緒に確認すれば相違を防げます。
値段交渉をしてくるお客様
値段交渉をしてくるお客様も非常に迷惑です。
タクシーは交渉しても値段は変わりません。
値段交渉をしてくるお客様の対処法
値段は安くならないことをはっきりと伝えることが大事です。
それでも納得してくれない場合は、所属するタクシー会社のマニュアルを見返しましょう。
トラブルに発展しそうなら警察へいき、相談しましょう。
食べ物をぼろぼろとこぼすお客様
お客様の中には食べ物をぼろぼろとこぼす方がいます。
次のお客様を乗せるまでに掃除が必要になるので、その後の仕事に響きます。
食べ物をこぼしたら掃除してくれればいいのですが、そのままにして降車するお客様がほとんどです。
食べ物をぼろぼろとこぼすお客様の対処法
食べ物をぼろぼろとこぼすお客様をみかけたら、以下のように声をかけましょう。
「申し訳ございません、他のお客様も乗車するため、できるだけこぼさないように食べて頂けると助かります。」
「すごく美味しそうなドーナッツですね!ドーナッツって美味しいけど、こぼれるのがデメリットですよね」
大事なのはお客様に食べ物がこぼれていることを伝えることです。
気づいているのにぼろぼろこぼすお客様は滅多にいません。
異臭がするお客様
異臭がするお客様は乗る前に判断できないため、乗せてから後悔することになります。
最悪なパターンはお客様がお漏らししてしまった場合です。
シートカバーは汚れ、下のシートまで染み付いてしまいます。
異臭がするお客様の対処法
異臭がするお客様を乗せてしまったら下記のように声をかけましょう。
「すいませんコロナ禍ですので換気してもよろしいでしょうか?」
直接的に匂うことを伝えるのではなく、「コロナ禍」というキーワードを伝えて換気させてもらいましょう。
臭いと直接言ってしまうとトラブルに発展する可能性があるため、注意しましょう。
タクシーに乗車してほしいお客様
反対に、タクシーに乗車してほしいお客様は以下のとおりです。
- 謙虚で丁寧
- 雑談が面白い
- 礼儀がきちんとしている
謙虚で丁寧
謙虚で丁寧なお客様を乗せると気持ちよく運転できます。
謙虚で丁寧なお客様に対しては、タクシードライバーも丁寧な接客を心がけます。
始業すぐに謙虚なお客様に出会えたら、1日中気持ちよく過ごせます。
雑談が面白い
雑談が面白いお客様を乗せると楽しく運転できます。
些細なことでも話題を振ってくれるお客様とは楽しく会話できます。
タクシードライバーから話題を振ることもありますが、お客様から振られると嬉しいものです。
礼儀がきちんとしている
タクシードライバーのやりがいは、お客様の礼儀正しさにも影響されます。
礼儀がきちんとしているお客様を乗せるとより丁寧に運転できます。
ありがとうございました。
またよろしくお願いします。
◯◯までよろしくお願い致します。
上記のように丁寧に言われると、ものすごく嬉しくなります。
まとめ【迷惑行為の対処法を覚えてスムーズに対応しよう】
今回はタクシードライバーが困ってしまうお客様の行為7選について解説しました。
事前に対処法を頭に入れておくことでその場で解決できる場合があります。
大事なのは状況を悪化させないことです。
この記事を参考にぜひ迷惑行為の対処法をマスターしてくださいね。
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参考になりました!
焼き肉屋宴会の後、数人でタクシーに乗り込んで車内で大声で盛り上がるのは控えようと思います。